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Sound Lab Note / Listening Experience
SERIES 02 / MUSIC - LOW FREQUENCY

位相が変わると、
音は違って聴こえる?

第2回:音楽を使った低域の位相シフト
第1回では、正弦波と調波複合音を使って「位相だけが変わると、音は違って聴こえるのか?」を体験しました。今回は、そのときと同じ低域の位相シフト条件を、実際の音楽に加えて聴き比べます。

位相Music低域比較試聴
01

第1回の調波複合音では、判別できましたか?

それでは、同じ周波数・位相特性の変化を、実際の音楽に与えたらどうでしょう?

調波複合音では、限られた周波数成分の位相関係を比較しました。音楽になると、多数の楽器音や倍音、時間変化が重なります。位相変化による違いは、より分かりやすくなるのでしょうか。それとも、音楽の複雑さの中に埋もれてしまうのでしょうか。

第1回をまだ試していない場合は、先に基礎編を体験してから進むと、今回の違いが理解しやすくなります。

02

今回の処理 ― 振幅は変えず、低域の位相だけを変える

今回の加工には、振幅周波数特性(ゲイン)はほぼFlatのまま、低域の位相だけを変化させるフィルタを使用しています。

第1回の調波複合音と同様、50 / 100 / 200 Hz付近を中心とした低域の位相シフト条件(±90°)を音楽信号に適用しています。

① 位相シフトフィルタ ― 振幅特性
位相シフトフィルタの振幅周波数特性

振幅特性はほぼ0 dBでFlatです。つまり、特定の周波数帯域を持ち上げたり下げたりするEQ処理ではありません。

② 位相シフトフィルタ ― 位相特性
位相シフトフィルタの位相周波数特性

低域を中心に位相が変化し、高い周波数帯域では変化が小さくなります。変えているのは主に「各周波数成分の時間的な位置関係」です。

振幅周波数特性ほぼFlat
音量バランスほぼ同じ
低域の位相変化
時間波形変化
03

振幅特性は同じ。でも、時間波形は変わる

フィルタの振幅特性はFlatでも、周波数成分どうしの位相関係が変わるため、音楽信号の時間波形の形状は加工前後で変化します。

③ 位相シフト加工前後の時間波形
音楽信号の位相シフト加工前後の時間波形

周波数ごとのレベルバランスを変えるEQとは異なり、位相関係の変化によって時間波形の形が変わっています。

では、この変化を
実際の音楽で聴き分けられるでしょうか?
04

音楽・低域位相シフト 比較試聴テスト

Aは常に「基準音」です。Bには問題ごとに「基準音と同じ音」または「低域に位相シフトを加えた音」のどちらかが提示されます。AとBは何度でも聴き直せます。

音源は約20秒です。再生ボタンを押すたびに先頭から再生します。できればヘッドホン/イヤホン、または低域まで再生できるスピーカーでお試しください。

試聴用音楽音源:Suno AI(Pro Plan)で生成

QUESTION 1 / 10
正解 0問

A:基準音

常に加工前の音楽を再生します。

B:比較音

基準音/低域位相シフト音のどちらかです。

AとBは、同じ音に聴こえましたか?

TEST RESULT
0 / 10

参考:独立した2択10問をすべて偶然で答えると仮定した場合、9問以上正解する確率は約1.1%、10問全問正解は約0.10%です。ただし、このページでは1問ごとに正解を表示するため、途中で聴き方を学習する可能性があります。正式な聴覚検査や統計的な判定を目的としたテストではありません。

どこが、どのように違って聴こえましたか?

違いを感じたポイントを、自由な言葉でメモしてみてください。

※入力内容は送信・保存されません。ご自身の聴こえ方を振り返るためのメモ欄です。
テストの提示条件を見る

Aは常に基準音、Bは基準音または低域位相シフト加工音を提示します。10問中5問ずつをランダムな順序に並べています。

音源は44.1 kHz / Stereo、約20.3秒です。加工音には、振幅特性をほぼFlatに保ったまま、50 / 100 / 200 Hz付近を中心とした低域の位相シフト条件(±90°)を適用しています。

AまたはBの再生ボタンを押すと、再生中の音を停止し、選んだ音を必ず先頭から再生します。

05

調波複合音と、音楽。聴こえ方は同じでしたか?

第1回では、位相関係の違いを単純な調波複合音で聴きました。今回の音楽では、楽器音や倍音、時間変化が重なっています。同じ低域の位相シフト条件でも、違いの感じ方や聴き分けやすさは変わったでしょうか。

次のステップ:音楽を使った中域の位相シフト

次回は、位相を変化させる帯域を中域へ移します。低域編と比べて、どのような違いが現れるのかを同じ方法で聴き比べる予定です。