Approach
音質改善につながる「評価の土台」をつくる
車室内の音質を考えるには、周波数特性などの測定データだけでも、主観的な印象だけでも十分ではありません。測定結果が何を表しているのかを理解し、実際の「聴こえ」と結びつけ、他者にも説明できることが重要です。
大脇サウンドラボでは、音の物理・聴覚心理・楽器音響といった基礎から、車室内の音響測定、音質評価までをつなげて学ぶ教育を行います。
Measurement
車室内音響を「測る」ための基礎
01
マイクと測定条件
測定用マイクの種類や配置を理解し、測定条件の違いが結果に与える影響を考えます。
02
FFT・1/N Octave
周波数分析の基本と、時間分解能・周波数分解能、平均化や窓関数などを学びます。
03
伝達関数・残響
伝達関数、インパルス応答、残響時間など、空間とシステムの特性を見る方法を扱います。
Listening Evaluation
車室内の音を「評価する」
音質評価では、印象をただ「良い・悪い」で終わらせず、どの音源の、どの箇所が、どのように聴こえるのかを具体化する必要があります。評価用語、評価観点、評価軸、評価音源を共有することで、指摘箇所を明確にし、対策・修正につなげやすくします。
評価用語と評価シート
周波数帯域、空間印象、定位、質感など、音を説明する観点を整理し、共通の評価言語をつくります。
評価音源
低音、定位、広がり、歯擦音、ダイナミクスなど、評価したい項目に対応した音源の選び方を考えます。
In-car Specific Conditions
車室内ならではの条件を理解する
- エンジン音・ロードノイズ・電装品・内装ビビりなどによるマスキングや音質劣化
- 固定されたオフセット聴取位置による左右差・距離差
- 狭い空間、スピーカーサイズや配置の制約
- ガラスや内装、シートによる反射・吸音・残響の影響
- 車外環境の音を認識する必要性など、車両特有の条件
Learning Flow
基礎から車室内評価まで、一本の流れで
音の物理音波・音圧・周波数など、測定と評価の基礎。
聴覚心理人が音をどのように感じ、認識するのか。
楽器音響基音・倍音・時間波形など、評価音源を理解する土台。
車室内測定FFT、Octave、伝達関数、残響など。
音質評価用語・音源・評価観点を共有し、改善へつなげる。
目標は「測定値を読む人」ではなく、音を判断できる技術者。
データと聴感の両方を使い、音の違いを説明し、次の対策を考えられる力を育てます。
