Why Acoustic Education?
「音が悪い」だけでは、改善につながらない
音質評価では、同じ音を聴いても着目点や表現が人によって異なることがあります。「どの音源の、どの箇所が、どのように聴こえるのか」を共有できなければ、設計・評価・対策の会話は曖昧になります。
そこで必要になるのが、音の基礎知識、聴き分ける力、物理特性との紐づけ、共通の評価観点や用語、そして他者へ伝える力です。
Sound Skill Framework
大脇サウンドラボが考える「音スキル」
1. 知る音・楽器音・聴覚の基礎知識。
2. 聴く音の違いを正しく聴き分け、表現する。
3. 結びつける聴こえを物理特性の変化として理解する。
4. 伝え合う音質の違いを他者とコミュニケーションする。
5. つくる物理特性・回路・部品などを考え、目標音へつなげる。
Education Example
「音響の基礎」講習の構成例
実際の企業向け講習では、車室内評価だけを切り出すのではなく、まず「音とは何か」「人はどう聴くか」「楽器音はどうできているか」から始め、測定と音質評価へつなげています。
| 日程 | 章 | 主なテーマ |
|---|---|---|
| 1日目 | 0 | はじめに ― 音質評価に向けた心得 |
| 1 | 音の物理基礎 | |
| 2 | 聴覚心理基礎 | |
| 3 | 楽器音響基礎 | |
| 2日目 | 4 | 車室内音響測定 |
| 5 | 車室内音質評価 | |
| 6 | 参考文献など |
※上記は実施例です。すべての研修が同一内容・日程になることを示すものではありません。
Shared Evaluation
社内で「評価の物差し」を共有する
評価用語の共通化
同じ言葉を同じ意味で使えるようにし、主観評価のコミュニケーションロスを減らします。
評価観点の共有
周波数特性、空間印象、ノイズ、時間的な特徴など、何を見るかを整理します。
評価音源の共有
どの曲・どの箇所で何を見るかを共有し、指摘と対策をつなげやすくします。
Goal
個人の「耳」を、組織の技術へ
音を知り、聴き分け、伝え合い、つくる。
「聴こえるけれど説明できない」「人によって評価が違う」という状態から、音を分解して捉え、物理特性と結びつけ、他者と共有できる状態へ。企業内で音を扱うための共通基盤をつくることが、人材育成と技術力向上の狙いです。
